通夜・葬儀式場は故人の最期の舞台であると同時に、個人と残された方々と
の最後のコミュニケーションの場です。豪華である必要はありませんが、
別れを惜しむにふさわしい場所を吟味しましょう。
式場の決定
葬儀は主に以下の3か所で開催されます。広さや間取り・部屋の位置など、葬儀の準備・進行において非常に影響力が大きいので、各場所のメリット・デメリットをしっかり把握しておきましょう。また、故人の意思がある場合はそれを尊重する必要もあります。
(1) 自宅
自宅で行う場合は、家が相当広くないと様々な問題が出てきます。家具なども移動させなければならないので大変です。一般的にマンションやアパートであれば、面積を確保するのは困難でしょう。
(2)寺院
寺院は、比較的格式を重んじる時に有効です。しかし、料金的には、ピンからキリまであるので十分注意が必要です。
(3)斎場・セレモニーホール
セレモニーホールは、大きな駐車場と充実した設備があるので便利でしょう。特に、都市部では、多くのセレモニーホールが建設され、主要な手段として利用されています。
他にも公民館や、斎場など葬儀を行う場所はあるので、葬儀社や親族と相談しながら決めましょう。
各種設営
通夜・葬儀を行うにあたり、自宅、及び式場にてさまざまな設置準備が必要です。
うまく役割分担をするなどして、もれの無いように準備しましょう。
(1)神棚封じ
自宅を式場とする場合、ご遺体を自宅にお迎えするまでに、神棚に白い紙を貼る「神棚封じ」(=「神棚隠し」)をします。
仏壇がある場合は仏壇の扉を閉じ(ご先祖様への報告ということで、開けておく場合もあります)、神棚と仏壇は忌があけるまでこのままにしておきます。
また、派手な絵画や置物は片付けておきます。
(2)忌中札
「忌中札(忌中紙)」は、ご自宅で通夜、葬儀をする・しないにかかわらず玄関に貼ります(「神棚隠し」も同様です。)
(3)受付
受付は門の外、玄関前、庭先などに設けます。
受付台には弔問客の記帳簿、香典帳、筆記用 具、名刺受けなどをおきます。用品は、葬儀社が準備したものを使用することがほとんどです。
台にする机やいす、テントなどは葬儀社が用意します。人数によっては、コート類を預かる合札などがあるとよいでしょう。
(4) 花環、生花、果物籠などの陳列
供物や供花など届いたものは「供物帳」に記録します。
供物や供花を飾る順序は、近親者からのものは故人との血のつながりの深い順に、 また、友人、知人、関係者からのものは関係の深さの順に、棺に近いところから祭壇の左右に分けながら 並べます。
屋外に並べる花輪も、同じような順序に玄関に近いところから並べます。
多くの花輪が届いて、一列に並べきれないときは、道路に並べて立てていくことになりますので、 隣近所の了解を得ましょう。
(5) 道案内
道案内は交通係が駅からの道案内に適切な個所に設置します。

