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葬儀を出すことも、各種手続きも大きな手間ひまがかかります。 しかも故人の意向などそもそも
考慮されていないケースがほとんどです。あなたは自身の死後の世界に、あなたの意志や考えを
反映したいでしょうか。今からの準備を始めてもいいかもしれません。

葬儀の生前準備

 

高まる「自分自身の葬儀」への関心

 近年、自らの生と死を正面から見据え生前から準備を行う人が増えています。同時に家族の死に対しても、どのような姿勢で臨むべきかを考えることがごくあたり前のことになりつつあります。

 ある調査機関のアンケート(複数回答)によりますと『家族の葬儀について何らかの準備をしている』または『自分の葬儀について何らかの準備をしている』と答えた人は全体の約3分の1にもなったようです。

また、別のアンケートでは以下のような生活者の声が寄せられたようです。

「翌朝あまりに捨てるものが多いのに驚いた」
「高い!もっとコストダウンできるはず」
「業者は派手・過剰を勧めるが、セットになっているので聞かざるを得ないように感じる」
「費用について情報開示し納得のいく説明を求めたい」
「一度限りのお付き合いでこちらのわからないところで、儲けるというのが感じられた。誠実に対応してほしい」
「突然の不幸に何の準備もない。精神的にもどん底の遺族にとって消費者サイドに立った葬儀コンサルタントのようなコーディネーターがいるとよい」
「葬儀社の規定を強いるのではなく自由にさせてほしい」

 葬儀を特別なものではなく、身近なものとして考えようとする傾向が広まっているように感じられます。

葬儀でも「自分らしさ」の追求する

 最近は葬儀を人生最後の舞台と位置づけ、「音楽葬」「文学葬」などで自分らしさを演出したいと考える人や、葬儀は家族とごく内輪だけの簡素な「家族葬」とし、告別式は「お別れの会」「偲ぶ会」など、従来の形式にとらわれないものにする人も増えています。また、生前から自分の葬儀の内容や費用を決めて、葬儀社を指定しておく「生前準備システム」「生前予約」を契約する人、なかには自分が死んだときの挨拶文まで用意している人もいるほどです。

 自分らしい葬儀とは、自分の人生を残された人たちに伝えていく葬儀のことです。また、遺族の立場からいえば、亡くなった故人の遺志を、残された人たちに届けていく葬儀のことです。自分らしい葬儀が素晴らしいものであればあるほど、故人の人生がいかに素晴らしいものであったかを示す何よりの証しと言えそうです。

 いずれにせよ、自分らしい葬儀を実現するためには、しっかりした意志をもち、生前から家族と話し合っておくことが不可欠です。逆に自分の葬儀についてしっかりした意志を示しておかないと、遺族は葬祭業者や立場の強い人の言いなりになって、結局は無難な葬儀が営まれることになりかねません。


決して忘れてはいけないこと

 自分の葬儀を自分でプロデュースする、自分の死後に自分の意思を遺すと言えども、「自分の葬式なのだから、自分の好きなようにさせてもらう」「自分には葬儀など一切必要ない」などという身勝手な態度は、残された家族を悩ませることになります。

 葬儀とは、亡くなった人と残された人とのつながりを確認する場でもあります。遺族や親しい人たちの悲しみが、行き場を失わないようにすることが何よりも大切なことかもしれません。



生前準備は遺族のためにも有効

 存命の時から自身の死後の準備をしておくことは、残される家族にとっても大変メリットのあることです。身の回りの整理・準備が不十分だと…

(1)預貯金、株等の財産が把握できない(通帳や株券の保管場所がわからない)
(2)どこの生命保険のどのプランかがわからない
(3)どこにどの様な借金があるのかわからない(今後請求が来ないか不安)
(4)相続のことで親族との関係がこじれる可能性がある
(5)家としてのお付合い(親族、友人、宗教関係、仕事関係その他)が分からない

 など、大小様々な不都合が起こってしまう可能性があります。相続争いは金額が小さくても起きる可能性が高いとも聞きます。

 重要なことは、まず、家族がトラブルに巻き込まれないよう、全てを熟知しているあなた自身が準備を怠らないことです。自分の気持ちをはっきりと意思表示することが残された方への配慮と言えます。



生前準備は遺族のためにも有効

 存命の時から自身の死後の準備をしておくことは、残される家族にとっても大変メリットのあることです。身の回りの整理・準備が不十分だと…

(1)預貯金、株等の財産が把握できない(通帳や株券の保管場所がわからない)
(2)どこの生命保険のどのプランかがわからない
(3)どこにどの様な借金があるのかわからない(今後請求が来ないか不安)
(4)相続のことで親族との関係がこじれる可能性がある
(5)家としてのお付合い(親族、友人、宗教関係、仕事関係その他)が分からない

 など、大小様々な不都合が起こってしまう可能性があります。相続争いは金額が小さくても起きる可能性が高いとも聞きます。

 重要なことは、まず、家族がトラブルに巻き込まれないよう、全てを熟知しているあなた自身が準備を怠らないことです。自分の気持ちをはっきりと意思表示することが残された方への配慮と言えます。


自分の考えをまとめる

 先ほどまとめた内容を、今度は出来る限り明確に書き記しておくとよいでしょう。
 
興味深いデータがあります。平成13年に東京都生活文化局がまとめた資料によると25%もの人が自然葬(散骨)を希望しているとの事です。

 しかし、25%の人が本当に散骨をするでしょうか?つまり、本人が亡くなってしまうと本人の意思を伝えるものがない限り、地域の風習や建前的な葬送が行われているのです。自分らしい葬送をする(してもらう)ためには、事前に自分の希望する葬送の方法を明確に意思表現しておくことが大切なのです。

 また、ここでの注意点としては、書き記したものがあったとしても、所定の書式に沿って作成したものでなければ、法的な拘束力を持たないことです。


公的文書やエンディングノートを残す

 そのため、下記のような事例の方は、公正証書遺言(公証役場に行って公証人に作ってもらう遺言書)もしくは、自筆証書遺言(所定の書式に沿って自分で書く遺言書)を作成することで、法的な拘束力を持たせることを一考する必要があります。

(1)子どもがなく、配偶者と親もしくは兄弟姉妹が相続人となる場合。
(2)現在のご家族以外に子どもがいる場合。特に認知している場合。
(3)子どもの中で特別に財産を与えたい子がいる場合。
(4)同族会社や個人事業者で、後継者を指定しておきたい場合。
(5)その他、本来相続権がない人に相続させたい場合。

 公正証書遺言や自筆証書遺言を作成するためには、お近くの行政書士や司法書士もしくは弁護士等の専門家にご相談してみてください。費用がかかりますが一番確実な方法です。

 また、「遺言書までいかなくても問題ないようにまとめておきたい」、「遺言書は残すけど、小さい事も知らせたい」と思われる方は最近注目を集めている「エンディングノート」を活用してみてはいかがでしょうか?

 「エンディングノート」とは、遺言書までいかないけども、自分の思いを項目別に分けて記入することができ、なおかつ残された人へのメッセージ等を書き残しておくことの出来る便利なノートの事です。

 自分がエンディングを迎えるにあたり、思い残しのないよう項目をはっきり分けて記入するところがあり、配偶者、子供達へのメッセージ、そして、自分の人生を振り返っての思い出なども書き残すことが可能です。

 エンディングノートに関しては、様々なところで発売されていますが、価格も一冊1000円以下のものがほとんどのため、人によっては毎年自分の誕生日に書き換え、自分の人生を振り返る為のアイテムとして活用されている方もいるようです。自分の人生を振り返って見ることのできる日記のようなものとも言えます。
 
一度、自分の生きてきた証として、また、自分の人生を振り替えるきっかけ作りとしてエンディングノートを利用してみてはいかがですか?


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